外国語多読とか(英語、ベトナム語、ハンガリー語?)

外国語の多読とankiのデッキシェアをしていきます

はじめに

2023年12月から英語の多読を始めたので記録していきます。

 

書いている時点での語学力

21年8月  TOEIC890

22年秋 英検準1級合格

23年秋 英検1級 1次試験合格

はるか昔 実用イタリア語検定3級、実用タイ語検定準2級(完全に忘れました)

学生時代は手グセの範囲でしか英語に触れず、それ以外の言語ばかりやっていました。

 

目標  英検1級合格 全国通訳案内士取得

 

なぜ多読をするのか?

英語のリーディング力(速度・質)を上げたいから、に尽きます。

現在、Japantimesは電子版で購読しており、およそは読んで理解できますが楽しい訳ではありません。特に23年は円安と紛争の記事が多くて悲しい気持ちに。また、ロイター紙などの流用も多く、独自の視点やインサイトがあるわけでもありません。それを求める人はNikkei Asiaを読むのでしょうか、記事読み上げ機能があるのでJapan Timesの購読は続けます。一方、カルチャー面の記事や大型特集は読んで楽しいながら、分量は多く、語彙量は手強いため多読と同時並行で体当たりしていきます。同紙記者Nguyen Thu Huong氏の着眼点や、都内のうまい店特集はカジュアルな店も襟を正すような店も読み応えあり、今後も継続して購読はします。

ではなぜ英語を勉強するのか? この根幹の話は最後に書きます。

なぜ今まで多読をしていなかったのか?

ロシア語の同時通訳者でもあり、エッセイストの米原万里が、子供向けにダイジェストされた世界の名作をボロカスに批判していた文章がずっと記憶に残っていました。

 

大人の都合で社会や人間のダークな部分を勝手に書き換えたり隠したりするのはけしからん、それで楽しいのか?むしろそこが文学のキモなんじゃないかと...子供の教育の話にしては若干、強者の論理というか生存者バイアスを感じます。はじめて読んだのが中学生の頃であり、爾来、ダイジェスト版(≒多読教材)は悪だと思い込んでいました。

 

「文学」であれば原文を自分自身で咀嚼する必要があるかもしれません。それも手引きの書と、文章に肉薄する体力と膨大な時間、ある程度のボキャブラリーなど事前準備できるものが多い。リーディング能力の向上を第一の目標にする以上、こうした読みに取り組むのは非効率と判断しました。こちらは社会人で、昼休みや終業後に1時間、余裕があるときには2時間英語に触れ合えます。まずは恥を忍んで、多読教材(Penguin ReadersなどのレーベルのLevel4)を出発点とし、 英文処理能力向上の下地を作りつつ、いつか原文に取り組めるようにします。またLevel4,5,6とそれぞれで50冊〜70冊ほど読破できれば、一生付き合いたい作家にも出会えるのでは?と淡い期待もあります。

 

米原のダイジェスト云々の議論は自分の中で踏ん切りがつきました。Level4, 5では頻出のアガサ・クリスティーなどのミステリは犯人がネタバレする地雷こそあれ、それもいいじゃないかの精神です。リトールド版なんかファスト教養や!との誹りを自分自身に向けていますが、いずれ原文読むからOKということにしています。ちなみに『オリエント急行殺人事件』は映画の方が面白かった。パトリシア・ハイスミス『見知らぬ乗客』も映画の方が...

 

もちろん、原文を読むための精読はどこかで向き合う必要があるのも承知の上です。北村一真『英文解体新書』からアスク出版の『〜で学ぶ英文法』シリーズ、柴田元幸『英文精読教室』シリーズに取り組める日が待ち遠しいとさえ思っています。が、処理能力トレーニングを優先したいため我慢です。

 

なぜ英語のリーディング力を上げたいのか?

 

学習の動機は簡単です。何もしないで暮らすか、できる限り短い時間で多く稼いで創作に時間を充てたいからです。前者は現実的でないため、後者を実現するために転職を念頭にコツコツ語学をしているという訳です。

 

前職が薄給かつ残業代が出ないブラック企業だったので、私はお金に異様な執着があります。残業代が出ないのに夜11時まで働いて帰り道に吉野家に寄ると、”めちゃくちゃ残業してるのに自炊をしないからお金が減りまくる”という不条理が多々ありました。良い環境に転職できたものの、奪われた人生は利子付きで取り戻さねばと、さらに良い待遇や条件を求めています。逃げの転職ゆえに妥協した面も多々ありますしね。

 

さて、その本当に力を注ぎたい創作というのはZINE作りです。海外のカルチャーをテーマにしたZINEを鋭意製作中です。

 

前述のように学生時代は英語以外の言語ばかり取り組んできました。悲しいことにwebankiのデッキもロクなものがない、辞書は分厚い紙のものだけ、無知ゆえの非効率な学習も相まって、4、5年取り組んだものの、CFERで言うと、揃いも揃ってB2レベル程度で停滞しています。ただし、対象国への愛だけは4、5年分募ってしまっているわけですw英語と違って、言語を学ぶことはイコールでその言語圏をダイレクトに学ぶことになるからです。(英米圏への興味関心で学習を進めるのはレアケースと思っています。)

 

例を挙げると、ベトナム語ベトナムでしか主で話されていないため、ベトナム語を学ぶときには、ベトナムそのものを学ぶことになります。最近のベトナム音楽には特筆すべき面白さがありますし、違う年代もまた然り。ポップカルチャーのみならず、盆栽や食文化など切り取り方ではまだ擦れそうな要素が多い。アジアを一つのテーマにこうしたカルチャーをディグするZINEを作ろうとしています。

 

じゃあその言語を熱心にやれよと言う話ではありますが、私には1地域の1言語にベットする勇気がありません。ここが私の抱える大きな矛盾点でしょうね。身を固められない遊び人同様、新たに言語を学ぶハードルが一般水準よりもかなり低いガバガバため、もっと面白い国・地域・言語があるのでは?と浮気を続けています。B1レベルにも満たなかった言語が複数あるのはお察しです。

 

また、英語以外の言語の偏重によって転職の機会を失い、年収への不満を持ち続けるのは絶対に避けたい。友人の結婚式で企業名を聞くたびに、平均年収を調べている自分の矮小さに引いています。

話が脇道に逸れました。英語以外の言語に秀でた人材が希少価値で優位になることは認めますが、果たして自分のキャリアの延長線上にピッタシと合う案件にタイミングよく出会えるのか?やはり、可能性の話として英語が優先されます。

 

英検1級を目標に据えている弱さもそこです。時たまキャリアに対する不安の波が押し寄せるため、動じない心を得るために何かを有していたい。実際、既に簿記2級を取得していたり、悲しいことに、資格ビジネスの餌食となっています。この話はやめましょう、数年後の結果が良ければそれでいいのです。(もし学生がこの文章を読んでいたら、新卒の就活だけはしっかりやってくれ!マジで。数年を取り返すために莫大な時間と金がかかる!間違っても、自分の実力を試したいとか言って大手を蹴って変なベンチャー企業なんかに行かないように。Openworkで3.0以下はほぼ地雷です)

 

メモ 2024年1月2日時点での価値観

お金>言語学習とか外国語を使う環境・要請>左に充てる時間の確保>仕事内容